「Beatmaking Squad」 mixed by DJ Mu-R

Beatmaking Squad

“どこにもない。が、ココにはある”
DJ Mitsu the Beats(Jazzy Sport/GAGLE)、grooveman Spot(Jazzy Sport/77 Karat Gold/Enbull etc…)を筆頭に、昨年8月にアルバム『The Right Way』リリースし大きな話題を集めている6th Generation、Wonderful Noise Productionsからのリリースで知られるMonkey_sequence.19等々、国境/ジャンルを越えた注目を集めるオリジナリティー溢れる才能を育む都市=仙台。

揺るぎないヒップホップ・バックグラウンドを軸に、ジャズ、ソウル、レゲエ/ダブ、南米音楽をはじめとするルーツ・ミュージックへの探求とそこから生まれる発見やアイディア、ハウスやテクノをも呑み込む同時代的なビート/グルーヴ感覚等を、集約し生み出される仙台のビートメイカー達のサウンドは、オリジナリティー溢れる進化と深化を続けている。ここに届けられた『Beatmaking Squad』は、広く知られる事の無かったシーンの最新にして最深部を作品化したショーケース的な1枚になっている。前述のMitsu the Beats、grooveman Spotをはじめ、16名のビートメイカーが提供したオリジナルTRK全29曲を、GAGLEのDJ Mu-Rが世界観たっぷりにミックスしていく。

この『Beatmaking Squad』には、所謂黄金期と言われる90年代Hip Hopを思い起こさせるループ/サンプリング美学、Dilla以降のビート/グルーヴ/音響感覚、LAやヨーロッパ等各都市でシンクロしながら深化を続けるビートシーンとの共振、ビートダウン、ベースミュージック的に轟くボトムライン・グルーヴ、ジャズやフュージョンの温かなサウンドとムード、ノイズまじりのソウル・サンプリング、ファンクのマッドネス、トリッピーなコズミック・サウンド、ロック的エッジ、45サンプリング、アブストラクト、ナイヤビンギ~レゲエ/ダブ、アフリカや南米的なリズム・アプローチ等々…多彩な音楽性を独自に融合させていく魅惑の音世界が広がっている。

そして、それらの楽曲を DJ Mu-Rが2枚使いやスクラッチを交えた抜群のスキルと構成力によって、一つのアルバムの様なストーリー性の高い作品に昇華させている。

ヴァイナル・ディギン、DJ、ビートメイク、ライブ/パーティー、それぞれが連動しながら育まれてきた仙台のシーンの独創性と豊かな音楽性、そして多くの才能の存在を、この『Beatmaking Squad』で是非確認して欲しい。

Artist: V.A
Title:Beatmaking Squad mixed by DJ Mu-R(GAGLE / Jazzy Sport)
# of Tracks:29 Tracks
cat#: STB-059
Genre: HIP-HOP/Instrumental
Format Type:Official Mix CD (All Original Track)
Price:¥1,800(Tax Excluded)
Release:2016.04.23
Label:松竹梅レコーズ (Show Tiku Bai Records)
Distribution:Jazzy Sport

 

[Album Snippet vol.1]

 

[Album Snippet vol.2]

 

-Track list-
01.grooveman Spot / Area022
02.6th Generation / Get Buck Wild (inst)
03.DJ MITSU THE BEATS / all out
04.DJ HI-ROCK / IN The Place
05.DJ Casin / Slow Warp
06.MONOm.i.c / Mincemeat
07.grooveman Spot / Plot Of The Cell
08.J.P / 火怨 (J.P Remix Inst)
09.Monkey_sequence.19 / native bang
10.6th Generation / m.n.f
11.DJ KENCHY / THE DARK LIGHT
12.Monkey_sequence.19 / FaStshOw
13.DJ AZUMI / GIN BUCK
14.MONO × MONKEY / Seethelight Never Stop
15.DJ HI-ROCK / upppi’n
16.DJ MARZ / UNDERSTAND
17.grooveman Spot / G-Dyyy
18.DJ MITSU THE BEATS / from S.A.N.
19.SHOTO / Samedi
20.Monkey_sequence.19 / HidDeN….
21.Steven’s / Peep The Music
22.DJ ADACHI / aho
23.MONOm.i.c / Bedwen Road
24.DJ MITSU THE BEATS / blind world
25.6th Generation / 7Herbs
26.MONOm.i.c / Goody Gumdrops(oh)
27.BOSAMOJA / Someone Left
28.DJ MITSU THE BEATS / affirmation
29.grooveman Spot / Untitled No.5


 

artist_all-Beatmaking Artist
6th Generation / BOSAMOJA /DJ ADACHI / DJ AZUMI
DJ Casin / DJ HI-ROCK / DJ KENCHY / DJ MARZ
DJ MITSU THE BEATS / grooveman Spot / J.P / Monkey_sequence.19
MONO × MONKEY / MONOm.i.c / SHOTO / Steven’s

 

 


DJ Mu-R (GAGLE/Jazzy Sport)

仙台を代表するヒップホップグループ・GAGLE(ガグル)のDJ。95年にターンテーブルとミキサーを手に入れDJ活動を開始。自分の原点(90′s HIP HOP)を大切にしつつ、そこから派生する様々なジャンルをプレイ。ジャズ、ソウル、ファンクなどのルーツミュージック~ハウス、テクノ等、幅広いジャンルを取り入れながらも、唯一無二の研ぎ澄まされた世界感を構築するプレイスタイルから、ヒップホップファンだけに留まらず多くの耳の肥えたリスナーを虜にしている。GAGLEの活動においては、作品で聴ける切れと深みを併せ持つスクラッチ、ライブで魅せるLIVE DJとしての確固たるステージングスキルも評価が高い。LIVE MIXに拘ったMIX作品を定期的にリリース、そのスリリング&グルーヴィーな内容に多くのファンが存在する。地元仙台で2005年2月から2015年1月まで行われていたDJパーティー『Sound Maneuvers』@ADDを主宰。仙台、東北を中心に全国各地でプレイ中。
http://www.gagle-official.com/
https://twitter.com/DJMu_R
http://www.facebook.com/miura.koichi

 


– comment –

「ベテラン勢から次世代まで、現在進行形オリジナル仙台グルーヴの数々をDJ Mu-Rのスキルと共に是非ご堪能あれ!」
— Dj Kiyo (royalty production)

 


「ほとんど知らないBEATMAKERばかりだったんですけど本当にクオリティーが高い。昔からHIPHOPを聴いてるんだけど改めてここ最近のBEATの多様性に気づかされました。国産のBEATのみでDJ MIXを作るのは、料理人が地元の具材にこだわって素材を活かし調理するようなもの。本当に日本人のDJ冥利に尽きるんではないんでしょうか?Mu-Rさんが楽しんで作ってるのが伝わってくるMIXでした。発見多し、仙台選手層厚過ぎっす。ごっさんでした。」
— 田我流 (Stillichimiya)

 


“仙台BEATMAKER縛り”“BEAT感が途切れない展開”というのがこの企画の最高な部分である事は一目瞭然。しかしこの作品の記すべき素晴らしいのは、全てが”日本語のRAPが入っていない”事であり、CULTURE的角度からのHIPHOP感覚や音楽的最先端のBEATシーンだけにとどまらず、今やヨーロッパで一般層に対しても盛り上がりを見せているHIPHOP DANCE BATTLEのBEATシーンにも間違いなく地下爆弾を落とす結果になるであろうこのMIXは、VINYLと仙台CITYを愛する気持ちが滲み出した、日本が世界に誇れる革命的”行動”である
— oSaam (sucreamgoodman)